- ネーミング造語の考え方 優れたネーミング造語を考えるための基礎知識:その1 20世紀半ばの日本の市場
優れたネーミング造語を考えるための基礎知識:その1
20世紀半ばの日本の市場
戦後の混乱状態がようやく落ち着きを見せ始めた1955年からの約18年間は、経済成長率が年平均10%を超える高度経済成長が続き1968年には国民総生産(GNP)が、アメリカに次いで世界第2位になったり、重工業が大きく発展したり、輸出も拡大したり、貿易黒字が続いたり、さらには労働者の給与も上がり続けるなど、その復興ぶりは奇跡とまで言われていました。
“大量生産、大量販売”を目的として20世紀初頭にアメリカで誕生したマーケティングの概念は、 “マス・マーケティング”として日本でもさまざまな分野で注目を浴びるようになり、深刻なモノ不足の時代に “アメリカマーケティング”は一気に流入してきたのでした。
これは規格などが同じ商品を大量に生産して、平均的な消費者を対象とした大きな市場全体に対して、
テレビやラジオ、新聞などといったマスメディアを利用して広告や宣伝活動を行って大量販売を行うという理論に基づいたもので、需要が供給を上回ることにより成り立っていくという性質をもち、大量生産によるコストダウンや単一製品による流通の効率化を実現させることができるという大きなメリットをもったものです。
この時代の人たちにとっては、モノを手に入れること自体が豊かさの象徴で、洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビの“三種の神器”や、さらにはカラーテレビ、車、クーラーといった“新三種の神器”をどの国民も同じように欲しがったのでした。
けれども生活水準が高くなって生活様式が多様化することによって、“10人1色”という時代から“10人10色”、あるいは“1人10色”などというように国民のそれぞれが多様なライフスタイルをもつようになりました。
それに加えてインターネットが普及しはじめ、情報量がこれまでとは比べ物にならないほど多くなることによって人々の価値観も多様化・複雑化し、高度成長時代とは逆に供給が需要を上まわる現象が起こり、マーケティングにおいてもこれまでの“マス・マーケティング”ではなくて“ターゲット・マーケティング”や“ワン・ツゥー・ワンマーケティング”というような対象を絞り込んだ新たな手法が求められるようになりました。
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ネーミング造語の考え方は、ネーミングについて解説しています。
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