- ネーミング造語の考え方 優れたネーミング造語を考えるための基礎知識:その4 ネーミング造語の手法6
優れたネーミング造語を考えるための基礎知識:その4
ネーミング造語の手法6
ネーミング造語を考えるための手法の5つ目“回文造語方式”も 文字の順番を自由に変更して造る“アナグラム造語”の1つで、ランダムに並べ替える“並べ替え造語方式や後ろから前へと逆に読んでいく“逆読み造語方式”とはやや異なり、並べ替えた後の造語が前から読んでも後ろから読んでも視覚的に同じになるのが特徴です。
左右対称前になっているためにビジュアル的にも優れ、ロゴなどのデザインもしやすいという大きなメリットをもっています。
たとえば、薬局やドラッグストアーでは昔から定番商品にもなっている解熱鎮痛薬『セデス』のネーミングは、英語の “sedative:鎮まる”という単語に由来しています。
商品にはカタカナで描かれているために気付きにくいのですが、“sedative”が“SEDAS”となり語呂をよくするためにさらに“SEDES”と“A”の部分が“E”になって流れるような発音が完成しています。
それによって、音も“セダス”というよりも頭がスーッとするような響きに変わり、さらに視覚的にも左右対称にすることができたという一石二鳥の効果があったわけです。
また、2010年の冬に釧路支庁が行ったキャンペーンに『くしろよろしく』というのがありました。
これは「皆既月食を観察しよう」というもので、釧路ではこのキャンペーンをきっかけに“くしろよろしくネット”があちこちにでき、人々の団結力を高めるのに一役買っているようです。
また、大阪でも2008年10月に『大阪咲かそう~OSAKASAKASO~』を合言葉に大々的なキャンペーンが展開されましたが、このネーミングにも釧路同様に“回文造語”が使われていて人々の気持ちを大いに盛り上げてくれました。
優れたネーミング造語というのは、たった1つで多くの人々の“こころ”を動かし、さらりと大きな役目を果たしてくれることも多いですね。
“回文造語”にはその他にも、食用油の『OILIO(オイリオ)』、自動車名の『CIVIC(シビック)』、衛星放送の『WOWWOW(ワウワウ)』など、さまざまな分野で活躍しているものがたくさんあります。
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ネーミング造語の考え方は、ネーミングについて解説しています。
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